公益社団法人 半田青年会議所

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第44回JC青年の船「とうかい号」

第44回JC青年の船「とうかい号」の事業が、2017年5月28日(日)~6月3日(土)の日程にて、仲介人民共和国・上海を寄港地として行われました。

チームリーダーとして榊原貴博君が、一般乗船者として、小栗優太君、神谷佳明君、平海雄太君、有田丈二君が乗船してきました。お疲れ様でした。

【開催趣旨】

美しい海で囲まれた日本は、経済力をはじめ多くの分野でアジアをリードし、世界に大きな影響力をもつ国家です。
だからこそ、我が国から株主の利益に重きを置く欧米型資本主義や「目に見えるモノ」を大切にする物質至上主義を見直し、元徳や地縁、血縁、絆などの「目に見えないモノ」を大切にし、地域や社会の利益に重きを置く日本らしい 社会を創造していくことが必要です。そのために、国内経済を支える東海の地から、「目に見えないモノ」を大切にする社会を創造し発信していく人材を育成することが、この地域の未来に輝きをもたらすと確信します。

①地域の未来を支える東海人の育成

「目に見えないモノ」を大切にする社会を創造するには、祖国に対する正しい歴史認識や故郷への誇り、そして相手を慮る心、そして、地域を支える主権者としての意識が備わった人材が必要です。
「世のため人のために生きる」などに表れる、日本古来の美しい精神性を育んできた文化を基盤とする研修を通じ、自国を誇れる国家観を確立し、自らが住み暮らす故郷への誇りと愛着をもたせます。また、共に研鑽し助け合う生涯の仲間達と時間を共有することを通して、利他や共助の素晴らしさ、そして他を慮る道徳心を育みます。
そして、政治のあり方や経済について知識や意識を高める研修を通じ、帰属意識を高め、主権者意識の向上を図ることで、地域の未来を支える東海人を育成します。

②アジアとの未来志向の関係構築

手の中に情報があふれ世界がさらに近くなった現在、民間での交流が容易となりました。海外が遠い存在ではなくさらに身近な存在になったからこそ、直接顔を合わせた交流が必要です。自国と同じように相手の国に敬意を払い、価値観の違いを受け止めた上で交流を深め、平和と安定に寄与するためにも未来志向の関係を、同じアジアで、同じ時代を生きる青年達との文化交流を通じて築いてまいります。

③ブランディングの推進

「目に見えないモノ」を大切にする社会を創造するためには、我々青年会議所の運動を東海地区全域へ広く伝え、地域に住まう皆様にご理解いただき共感して頂かなくてはなりません。44年もの長きに亘り運営されてきた「とうかい号」は間違いなく地域やひとに目を向けた他に類を見ない壮大な事業です。この事業の素晴らしさを一般市民はもとより、東海地区4600名のJCメンバーにも知っていただき、これまで以上に参画意識を高めるために、積極的な広報活動を展開し「とうかい号」の社会的認知度向上を図ることで、青年会議所運動のブランディングの推進を行います。

④原点回帰

長い歴史の中にいくつもの物語が存在する「とうかい号」。時代は流れ変化しています。時代に求められているだろうか、ただただ事業を継続していないだろうか、存在意義はあるのだろうか。JAYCEEは時代の先駆者でなければなりません。事業の未来に向けて創始の精神を学び、事業の価値を見つけ直す検証を行ってまいります。

⑤光り輝く未来のために

日本は美しい海に囲まれた島国です。海に守られ育てられた国民であります。仲間同士はもちろん自分自身の内面に も逃げることなく真摯に向き合うことの出来る成長の場を、母なる海を舞台に開催することで、アジアにおける国際感覚を備えた地域の未来を支える東海人の育成を行います。下船後、各々の地域で光輝いて「目に見えないモノ」を 大切にする社会を創造し発信していく次代の先駆者として活躍し、この東海地区の未来に輝きをもたらします。

開催日時5月28日~6月3日
開催場所金城ふ頭~上海(中華人民共和国)~金城ふ頭
担当委員会拡大委員会
委員長曽根香奈子