神戸青年会議所から阪神・淡路大震災への震災支援への感謝状が届きました
阪神・淡路大震災から30年が経ちました。先日、神戸青年会議所から当時の震災支援に対する感謝状が届きました。当時の理事長の第32第理事長東浦先輩と記念撮影をとるとともに、当時の話について聞きました。
1995年1月17日、震災発生の報を受け、次々と私たちのもとに被災状況の情報が入ってきました。想像を絶する被害の中、「今、私たちにできることは何か」と考え、青年会議所の仲間と共に商工会議所青年部にも声をかけ、共に水を届けることを決意したとのことです。
「すぐにでも現地に届けなければならない」と考え、急いでトラックの手配を進めたそうです。「トラックを確保し、荷物を積み込み、翌18日には神戸へ向かいました。渋滞の中、1日かけて神戸市役所へ到着し、指示を受けながら物資を山の上の体育館へ運びました」と振り返っています。
さらに、東浦先輩は「当時は通信手段も限られ、電話線も寸断されて情報がほとんど届かない状況だった。それでも、現場にいる人たちが何を求めているのかを考え、とにかく必要なものを運ぼうと決めた」と語ります。支援活動の最中にも、被害の大きさを実感しながら、それでも「まずは動くことが大事だ」と強く感じたそうです。
この感謝状は、当時の支援が確かに誰かの役に立った証なのかもしれません。あれから30年が経ちますが、震災の教訓を忘れず、次世代へと繋げていくことが私たちの使命だと改めて感じます。
被災地の皆さんのために、できることを考え、行動する。あの日の思いを胸に、これからも助け合いの精神を大切にして青年会議所活動を行ってまいります。